齊藤ミナヨシの履歴書

minayoshi-prof

齊藤ミナヨシ
1980年生まれ 岩手県出身 宮城県仙台市在住
早稲田大学第一文学部卒業

大学卒業、就職しても長続きしない

新卒で入ったのはマスコミでした。在京キー局で報道番組の制作に従事しましたが、過労でぶっ倒れて早々に転職。27歳で外資系生保の営業店で働く転勤族へジョブチェンジです。 

「東北出身だから」という理由で雪国を転々とさせられた後、赴任早々に仙台で大震災に遭遇…。その後落ち込んだ売上を立て直すために奔走しますが、これまた過労で精神を病み休職。

うつで1ヶ月休んだら上司に呼び出され、ノコノコ出て行ったら机の上には退職願が用意されていました。普通にブラック案件ですが争う気力もなく、自己都合退職と書かれた書類にサインして事実上クビです。 

2011年、31歳にして無職に転落! いちおう転職活動もしましたが、未経験業種では伸びしろなしと判断されて書類落ち多数。内定が出たのは同業他社くらいで消耗人材としての採用が見え見え。これではまた同じことの繰り返しで、過労でぶっ倒れるに違いないと考えた僕は就職を諦めて自営業の道を探り始めました。 

ところが、それまで会社から言われるがままに激務をこなし(※こなせてない)、いわば「我慢料」としてお給料をもらうことしかしてこなかった僕は、商売のやり方なんて全くわかりません。 

思考停止して黙々と働いているうちに疲弊し擦り切れ、やりたいことや夢もなくただ漠然と「うまく言えないが、もっと人間らしい、心に余裕のある暮らしがしたい…」という欲求に支配されていました。

消去法でアフィリエイトを始める 

「自分が何をやりたいのか? 何ができるのか?」考えてもイマイチ分かりませんでしたが、やりたくないことは一丁前に色々あったのでそれを紙に書き出し、その中で一番ストレスに感じるものを3つ選び出しました。

  • 休みの日に仕事の電話がかかってくるのが嫌
  • 自分で自分のスケジュールを決められないのが嫌
  • 自由なアイディアで仕事の工夫ができないのが嫌

これらをまとめると、「仕事やスケジュールの主導権が自分にない状態が嫌」なのだなとわかりました。 自分で好きにやりたいんですね。

サラリーマン時代、日々のスケジュールは上司の都合と取引先の都合で決められ、オンオフの区別が曖昧な上なんの決定権もありません。

残業代のない裁量労働制のはずなのですが出勤は朝の7時と決められ、帰りは終電。年収はそこまで低くもないですが時給に換算すると都内のコンビニ以下。モチベーションは下がる一方です。 

保険会社をはじめ金融業に特有の事情だとは思いますが、あらゆる営業活動が業法でガチガチに規制されているため、自分ならではの工夫が一切できません。 例えばチラシ1枚作るにしても使っていい文言は決められており、そのルールに合致しているか社内で審査を受けてからでないと配布できないのです。

審査は手続きが煩雑な上に1ヶ月以上かかり、差し戻されて再審査なんてやっているとたかがセミナー案内のチラシを撒くために3ヶ月かかることがザラでした。このスピードが命のご時世に、馬鹿げていると思いませんか。 

業務用のPCも「個人情報が~」の一点張りで会社から与えられた以外の一切のソフトウェアは使えず、さらに外部媒体への書き出しはおろかUSBメモリからの「読み込み」すらできない始末。社外へのメールにファイルを添付することは禁止、など頭がおかしいとしか思えない規制がかかっており、IEとエクセルのみを使って資料を作りプリントアウトしてFAXまたは郵送という、効率の悪すぎる作業を強いられていました。 

こういったストレス源をいくつも抱えた状態で必要以上に責任感を持って頑張ってしまった挙句、最後はカラダを壊してクビ。真面目に会社員やったってロクなことなかったな、というのが僕のサラリーマンとして過ごした時間の総括です。あまりにも寂しい結末ですね。 

その反省を活かすため、再起にあたってはまず上記の3点が懸念される仕事は除外していきました。そして他の細々した条件(満員電車で通勤したくない・数字報告だけの無駄な会議に参加したくない…など)に照らしてさらに間引き、消去法で残った最後のひとつがアフィリエイトメディアの運営だったのです。 

自営でアフィリエイトやったら上手くいったので法人化

アフィリエイトをやろうと決意したのはよかったのですが、僕は全くの未経験者。まずはお手本を探すところからスタートしました。たまたま手に取ったのが若月けんたろうさんが書かれた「パワーアフィリエイト」という教材で、当時としてはほぼオンリーワンの「サイトの内容を重視して読者さんの利益を第一に考えましょう」という主旨のものでした。

当時はまだシリウスのペラサイトに被リンク工作をしてGoogleを「騙す」ほうが簡単で効果が高く、サテライトサイトを大量に作ってリンクファームを行うようなノウハウが跋扈していた頃です。その流れに反し「中長期で安定した収益を得るためにはユーザーさんから評価され続けるまっとうなサイトを資産として保有することが大切」という教えに僕は共感を覚え、教材を購入して半年ほど忠実に実践し、作者が提供していた月1.5万円くらいのスカイプサポートも申し込みました。

その後、教材作者の指導を受けながら試行錯誤を繰り返し、紆余曲折を経てホワイトハットSEOにこだわったサイトアフィリエイトで売上が立つようになり、月の広告売上が安定して50万円を超えたあたりで法人化しました。それを節目として長年お付き合いしていた女性と結婚に踏み切ったのが2014年の出来事です。 アフィリエイト+純広告の年間売上は2000万円台で少しずつ増えていて、今年3000万行けるといいな、くらいの感じです。

今はまだ一人会社ですが、そろそろ常勤のアシスタントさんが欲しいと思っています。会社にお金余らせてても仕方ないですし、ほんの少しでも地元の雇用に貢献できればいいですね。

なお、2016年12月の時点で、これまで作ったサイトは全て黒字で稼働しています。Googleの極端なペナルティ(上位→いきなり圏外)は受けたことがありません。サイトを飛ばさず、資産として積み上げていくというパワーアフィリエイトの理念に沿った運営ができていると言えます。

パワーアフィリエイトはすでにテクニック的には旧世代の教材なので今から購入するのはあまりおすすめしませんが(※)、「まず読者へ利益を与えよ」という本質は普遍的なもので、作者の若月さんの先見性は優れたものだと思います。

※…その後バージョンアップされているかどうかは調べていません。

プロ社畜こそアフィリエイト事業に向いている

弊社は同業他社(1人会社のアフィリエイター)に比べて法人営業に強く、レガシーな広告主のクローズド案件が多いのが強みです。

1件数百円~数千円の物販アフィリエイトではなく、純広告やオウンドメディア受託でドカンと太い売上を取れると効率いいですよね。「月100万の予算出すからウチの会社の集客ブログ作ってよ」みたいな方が経営はラク。(もちろん切られる時は一瞬なので、複線化やアフィリエイトとの複合化は必要です)

以前は大企業の若手として宴会芸やらされて散々辛酸なめましたが、お陰で企業の担当者が板挟みでどんな思いをしているかがとても良くわかります。ASPや広告代理店の営業マン、広告主のWebマーケ担当者が、日々どういった指標を背負って、どういうプレッシャーや制約の下で業務を行っているのか、彼らが耐えている辛さや理不尽が手に取るようです。

そういった部分にちょっとだけ配慮して、「担当者の仕事の辛さを僕は理解してますよ。あなたの指標達成に弊社も協力しますから、一緒に数字を作りましょう」という歩み寄りを見せるだけで感謝され、他のメディアとは違う!と驚かれ、齊藤さんなら信用できます!と太鼓判を押される始末。

サラリーマンの方がこれを読むと「たったそれだけで、何を馬鹿な」と思うでしょうが、実際そうなんですよ。それくらい、他のアフィリエイト事業者は企業組織の経験者が少なく、相手のメリットを提示して営業できる人がいないんです。特に成果が月10万円くらいで伸び悩む人は「コタツ記事でサイト作ってSEOに注力すればお金がもらえる、それがアフィリエイト」みたいな固定観念が強く、マニュアル好きで受け身体質の人が多い印象。

その点、僕は法人営業をやってましたから、「一緒に利益を作る提案をもちかける」方針です。企業はそういう点では話が早く、事業計画が理にかなっていれば(要するに儲かる根拠が明確で投資適格なら)、数十万~数百万の規模ならすぐに予算が下ります。逆に個人に信用されて生活費から1万円払ってもらうのはめちゃくちゃ大変なので、単価の低い物販アフィリエイトで収益を伸ばすのはなかなか難しい。

企業の論理や意思決定プロセス、「大人の事情」なる暗黙の文化が身にしみていて担当者に信用してもらうのが簡単という意味では、大企業の奴隷生活も無駄じゃなかったのかなと思えます。というかそう思いたいのが本音ですね。あなたがもしプロ社畜なら、意外とアフィリエイト事業の経営に向いているかもしれませんよ。

僕にできること

  • 専門領域はアフィリエイトやディスプレイ広告、純広告を使ったサイト収益化です。
  • コンテンツSEOを中心としたサイトの企画・制作・運営、サイトへの自然集客ができます。
  • Web媒体に特化した記事執筆(取材活動を含む)ができます。
  • 上記に関するセミナーの企画運営・講師ができます。
  • HD動画の撮影、編集、企業VPの制作ができます。
  • 保険会社の勤務経験とFP技能士(2級)の資格があり、家計診断や保険相談は得意です。
  • MMORPGなど骨太のオンラインゲームを不眠不休で廃人プレイできます。
  • 年間1000冊のコミックスを買っており、あなたにあった漫画をチョイスできます。
  • MMDを用いた初音ミクのPVを作れます。(MMD杯の受賞経験があります)
  • 生け花(池坊)の免状を持っており、リビングに季節の花で彩りを添えることができます。
  • 会社勤めをしている妻のために毎日夕飯を作っています。

できないこと

  • 大規模または高機能なサイトのコーディングはできません。
  • サーバーやネットワークの技術的な知識はありません。
  • ブラックハットSEOはよく分かりません。
  • 他のアフィリエイターさんとあまり交流していないので塾のご紹介などはできません。
  • ツールを用いたアフィリエイトの自動化など、楽して稼げるノウハウは分かりません。
  • 壊滅的に音痴なのでカラオケは苦手です。
  • タバコは吸いません。