2017年12月21日発売です
毎月100万円以上の報酬を本気で狙う為のアフィリエイト上級バイブル
http://amzn.asia/5Mhpv5s
◆この本がイメージしているアフィリエイト事業の姿
①事業として成立するだけの利益を確保する(月報酬50~100万円のスケールを想定) ②取引先や隣接業種と交流を持つ(自動化や片手間副業ではない) ③大規模な組織化は目指さない(少数の外注業者は使う) ④職業人として当たり前のことを当たり前にやる |
すでに稼働しているあなたのサイトを資産として活用しつつ、上手に取引先との関係を持って報酬を増やし、ビジネスパートナーシップを持って仕事に取り組みましょうということを謳い、そのやり方を説明している本となります。
アフィリエイトで月10万からの成果を出している人はその手法が多岐にわたりすぎて、彼らに対し一般化した報酬アップのサイト改善策を提示することは困難です。そのため本書は即使いまわせるようなノウハウは載せていませんし、集客についても一切触れていません。あくまで、サイト制作や集客・CVはすでにある程度できている人に向け、「こうしたらもっと伸びるんじゃない?」という方針と考え方についてページを割いています。
ですからこの本を机に置いて、ノウハウを真似つつサイトをいじるという使い方はしないでしょう。「この齊藤というアフィリエイターはこういう考えや方針でやっているのか」という1個の参考事例が書かれた本だと思ってもらった方が、実態に近いと思われます。
本書のタイトルからはテクニック集のような印象を持つかもしれませんが、中身はそうではありませんのでご注意ください。(今回出版社と仕事をしてみて、本のタイトルは著者でなく編集者が決めるのだと初めて知りました…)
◆この本は「当たり前のこと」しか書いていない
なんかすげーノウハウとか特殊な事例を解説しているのだと期待されがちなので一応予防線を張っておきますが、この本はごく当たり前のことしか書かれていません。読む人によっては「は?何それそんなの当たり前じゃん。馬鹿にしてんのか?」と怒り出すかもしれない…と思っています。
しかし、世の中には当たり前のことができない人があなたの想像以上に多いのです。
アフィリエイト初心者指導を通してその現実が嫌というほど身にしみた僕は、「当たり前のことが当たり前にできるよう、アフィリエイターのレベルの底上げをしたい」と思いながらこの本を書きました。
先日、本を出版された吉見さんというライターさんの講演を聞く機会があったのですが、そこでも全く同じ事をおっしゃっていて驚きました。
稼げるライターとそうでないライターの違いは、当たり前のことが当たり前にできているかどうかだ、と言うのです。
その「当たり前」とはどんなレベルかというと、
・ライティングマニュアルの不備や矛盾に気づいたら質問や指摘をする
・言われたことだけをやるのではなく、よりよくするための提案をする
・クライアントのKPIを意識し、どうすれば満足度が高まるか考える
…聞いていて僕は絶句しました。どれも正真正銘「当たり前」すぎて、アルバイトの大学生にすら説明するのが憚られる内容ではないでしょうか。逆にこれすらできない人は今までどんな教育を受けてきたんだと首を傾げるレベルです。
しかし、自身が主宰を務めるオンラインサロンで後進ライターの指導をする吉見さんがおっしゃるには、これすらできていない、職業人としての基礎がまったくなっていない「自称ライター」が大半だと言うわけです。クラウドソーシングをクライアント側として利用する僕から見ても、確かにその発言は正しいと思います。
そして何より、伸びないアフィリエイターと話していて僕が感じることと完全に一致します。伸びないアフィリエイターの多くは、アフィリエイトの知識や技術が足りないのではなく、社会常識が足りないのです。
アフィリエイターにせよクラウドソーシングのWebライターにせよ、基本的に個人で仕事をしていて他の人の手法を学ぶ機会がありません。成功事例も失敗事例も共有と蓄積が難しく、自分の経験以外にサンプルがないのです。会社勤めしていれば上司や先輩、同僚を見て学んだり、時には叱られたりしながら成長することができます。しかし、多くのアフィリエイターにとってはそんなことすら難しいのが現実です。当たり前のことなのに、誰も教えてくれないのです。
この本は、そんな孤独なアフィリエイターにとっていくらか助けになるでしょう。
◆この本を書くことになった経緯
巷に出回っているアフィリエイトの本やブログ記事は、報酬がほぼ発生していないような初級者を対象にブログの作り方や記事の書き方、サイト改修事例を解説しているものが大半です。
また書いている人が実力者である場合は、SEOの技術論が大勢を占めている印象。「商標で上位表示するまでにやった10の取り組み」のようなものですね。こういった記事はアクセスが集まりやすいのか、あちこちで目にする機会があります。
一方で、基礎知識は十分持っておりSEOも成果が出て一定のCVがある層に向けて、「専業アフィリエイターとしての仕事の基本」を説明した読み物はそれほど多くありません。
今から5年くらい前までは、アフィリエイトの教材というと「初心者でも簡単な作業で1000万」とか「ほったらかしで月100万」といったスケール感で一攫千金を謳い、情報弱者を釣って集金したいのが見え見えの商材が多くありました。
超縦長のLPに販売終了までのカウントダウンが表示され、使いもしない特典をてんこ盛りにして「今申し込まないと損だぞ」と購入を急かす作りになっていたものです。思いだすと噴飯ものですが、当時はそれが普通でした。
これらは「アフィリエイト」と言いつつ中身はマルチ商法的なものをプロダクトローンチして元締めだけが儲かるシステムであったり、古い情報が高額で販売される事例も多かったようです。
騙された被害者が怨嗟の声を上げるうち、「ネットで稼げるなんて嘘」「儲かる方法を人に教えるわけない」「情報商材=詐欺」といったネガティブなイメージが、「アフィリエイト」という言葉とセットで色濃く根付いてしまうことになります。そしてそれが今日までアフィリエイト事業者の社会的地位にとってマイナス要因となっているわけです。
次に来たムーブメントは現実主義で、「月3~5万円くらいのリアルな副収入を手堅く得よう」という動きでした。
「年間30万円の可処分所得が増えたら何が買えるか?」という切り口で現実の生活に即したイメージを喚起することにより、「月100万とか1000万といった金額はどうせ嘘っぱちだろうし、できるとしても一部の限られた才能がある人に違いない。でも月3万くらいなら自分にもできるんじゃないか」…と、儲け話には慎重だけど副収入には興味がある層の需要を刈り取っていきます。
この手の「堅実ノウハウ本」はInfotopでのPDF販売から書店での販売へと軸足を移し、今もコンスタントに供給されています。
そしてここからが問題なのですが、初級者本や初級者向けブログは大量に出回っているものの、その次のステージに相当する教科書がスッポリと抜け落ちていました。
「ブログの作り方は分かった。記事も更新し、CVもそこそこある。月10万円単位の報酬は安定して取れるようになったので、もう初級者レベルの本やブログはいらないように感じる。でも、ここから専業で食っていけるだけの報酬が取れるかどうか分からず、現実感がない…。」
こういった状態にある脱初心者はとても多いのですが、彼らに向けた「専業アフィリエイターとしての仕事のやり方」指南は世の中にあまり出回っておらず、もっぱらアフィリエイト塾やSNSでの個別な情報交換に依存しているように思われます。
僕がこのステージの人から問い合わせを受けても手引書がなく個別回答を強いられるため、せめて一般化・共通化した内容だけでも本としてまとまっていたら、「これ読んでね」で済むから楽なのになあ…といつも思っていたわけです。いつまで経ってもそういう本が出ないので、しびれを切らして自分で書いてやった、というのが今回の発端となります。
せっかく読んでもらうからには1つか2つは「目からウロコ」があるようにと考えながら書きましたので、興味があれば手に取ってみてください。別に最初から全部読む必要はありません。興味のあるところ、自分が知らないところだけ読めば十分です。僕の仕事のやり方がほぼそのまま載っているので、それを2,000円で覗けるなら十分元が取れると思います。